韓国では女性の健康状態が全般的に悪化していることから、出生時の体重の小さな低体重児や早産による未熟児が増えていることがわかりました。
これは、韓国保健社会研究院が5日、異常出産の動向などに関する報告書で明らかにしたものです。
それによりますと、出生した赤ちゃんのうち、体重が2.5キロ未満の低体重児が全体にしめる割合いは、2000年の3.8%から2012年の5.3%に増えたほか、母親の胎内での期間が37週未満の未熟児は、3.8%から6.3%と倍近くに増えたということです。
また、2000年から2012年まで、すべての母親の年齢層で、低体重児や未熟児の出生率が増えていて、出産年齢に関係なく、女性の健康状態が全般的に悪くなっていることが原因とみられています。
これについて、韓国保健社会研究院では、「高齢の妊婦などに集中している母子保健政策を、妊娠前の女性の健康支援策にまで広げる必要がある」と話しています。