三星電子は、4月から6月までの第2四半期に、中国のスマートフォン市場で中国メーカーに首位を奪われ、インドでは携帯電話の販売で地元メーカーに追い越されて2位となったことがわかりました。
アメリカの調査会社「カナリス(Canalys)」によりますと、中国では、第2四半期に、地元メーカーのXiaomi（シャオミ）のスマートフォンの販売台数がおよそ1500万台となって、第1四半期の 11％から14％にシェアが伸び、中国国内で1位となったということです。
これに対して三星電子は、およそ1300万台で、第1四半期の18％から12％にシェアが落ち、2位にとどまりました。
また香港の市場調査会社のカウンターポイント（Counterpoint）によりますと、インドの携帯電話市場でも同じ期間に、地元メーカのマイクロマックスの販売シェアがおよそ17％となり、14％の三星電子を抜いて1位となったということです。
しかしインドでは、依然としてスマートフォンは三星電子が25％で、首位を保っていますが、19％のマイクロマックスが急速に追い上げています。三星電子は来月初めに新製品のスマートフォンのGALAXY NOTE4（ギャラクシーノート4)を発売しますが、これで中国やインドのメーカーの低価格攻勢をかわせるかどうかに関心が集まっています。