スマートフォン技術をめぐる特許訴訟について、韓国の三星電子とアメリカのアップルは、アメリカ以外での訴訟を取り下げることで合意しました。
これは、三星電子が6日に明らかにしたものです。
三星電子とアップルは、アメリカ以外では、ドイツ、イギリス、フランス、日本など、合わせて9か国でスマートフォンのデザインや データ通信技術をめぐって、特許訴訟を進めていました。
両社の法廷闘争は、アップルがアメリカで三星電子を特許侵害で訴え、三星も反訴したことで始まって、世界各国に広がりましたが、両社は、ここ2年間、新たな訴訟を起こしていませんでした。
ただ、ライセンスに関するアメリカでの訴訟は予定通りに進められる見通しで、両社がアメリカでの訴訟も取り下げることで合意するとの見方も出ていますが、最終的に和解に達するまでは相当の時間がかかるものとみられています。