今月中旬に予定されている韓米合同演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」について、北韓は7日、演習を非難する論評を発表するとともに、核実験を含めた自衛的な対応措置を取ることを明らかにして威嚇しました。
これは、朝鮮中央通信が7日、「アメリカは、朝鮮との核対決で熟考しなければならない」と題する論評を発表して明らかにしたものです。
このなかで、北韓は、「今日、韓半島における現実的な挑発と脅威は、アメリカの朝鮮敵視政策と好戦的な核戦略によって生じている」と非難しました。
また、北韓は、今年の演習で、北韓の核と大量破壊兵器の脅威に対応するため、去年10月、韓国とアメリカが共同で策定した抑止戦略が初めて適用されることについて、「北韓に対する核先制攻撃のシナリオとなるもの」と非難し、「アメリカの核の脅威が続く限り、我々は、核抑止力を強化し続けるしかない」としています。
さらに、北韓は、「韓半島で我々を狙った核戦争の演習が続けば、我々は自衛的な対応をしていく。その対応には、ミサイル発射や核実験など、あらゆる方法が含まれるだろう」と強調し、長距離ミサイルの発射や4回目の核実験の可能性を示唆しました。