ことし1月に韓国南西部の全羅北道(チョンラブクド)のアヒル農場で確認されて全国に広がった高病原性鳥インフルエンザの感染経路を分析した結果、渡り鳥による感染は25%程度にとどまることがわかりました。
農林畜産検疫本部のチュ・イソク動物疾病管理部長は7日会見し、鳥インフルエンザの感染経路を分析した結果について「渡り鳥の移動による感染は25%程度にとどまり、人や車による感染の方がはるかに多い」と述べました。
そして「感染経路で多いのは家畜や車の移動、農場経営者や管理者など人の出入りによるものだ」と説明しました。
一方、通信大手のKTもことし6月に行われた鳥インフルエンザの拡大防止に向けた農林畜産食品部との業務協約式で、ビッグデータを分析した結果として「鳥インフルエンザの発生地域を地図上でみると、高速道路周辺などが多い。人の移動との関連性を把握した」と発表しています。