アメリカに留学している韓国人学生数が大幅に減っていることがわかりました。
アメリカの移民当局が7日に明らかにしたところによりますと、今年4月から6月までの第2四半期に、一般留学や専門学校へのビザでアメリカに滞在する韓国人はおよそ8万4000人で、前の四半期の9万1500人に比べて8%余り減っています。
アメリカに留学する韓国人の数は、2000年代に入って急増し、2008年には11万人にまで増えていましたが、授業料が上がったことなどから、おととしの第2四半期に10万人を切って以降、減少が続いています。
これに伴って、かつてアメリカにおける留学生数1位だった韓国は3位に転落し、中国人留学生が1位となっています。
これについて、韓国の大手企業の人事担当者は、「早期英語教育や交換留学制度などによって、韓国人大学生の国際化もかなり進んでいる。韓国の国内事情に疎いアメリカ留学経験者を優遇して採用する理由は特にない」と話しています。