9月から10月にかけて、仁川で開かれるアジア大会に関連して、南北実務接触会談が決裂したことについて、北韓は、「南北関係の悪化の責任は韓国にある」と主張し、今月中旬に予定されている韓米合同演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を暗に非難しました。
これは、北韓の労働党機関紙、労働新聞が9日付けの論評の中で、明らかにしたものです。
この中で、北韓は、「アジア大会に選手・応援団を派遣するのは、同じ民族が心を一つにし、難局を打開していこうという趣旨だ。これに対し、韓国当局は、民族問題を解決しようとの同族の提案を拒み、外の勢力に頼り、反共和国協調と北侵戦争の挑発騒動に集中している。これは北南関係を害する策動としか言いようがない」と主張しています。
そのうえで、最近の相次ぐミサイル発射について、「朝鮮半島の平和と安定を守り、統一に有利な環境を設けるための正当な措置だ。北南関係の改善を妨げ、民族の和解に向けた雰囲気を損なう策動は絶対に許せない」と述べ、今月中旬に予定されている韓米合同演習を暗に非難しました。