自分の意志と関係なく、突発的な行動を繰り返す「チック障害」を持っている人の8割は、20歳未満の青少年や子どもであることがわかりました。
健康保険審査評価院によりますと、「チック障害」で去年1年間に治療を受けた人は1万7000人でした。
年代別に見ますと、10代が45%、10歳未満が37%で、全体の82%は20歳未満の青少年や子どもでした。
男女別では、男性が78%を占めて女性を大きく上回りました。
これについて健康保険審査評価院は、「チック障害は脳の機能に異常が生じて現れる症状で、患者の7割は成長するにつれて症状が改善する。チック障害を持つ青少年や子どもを強制的に自制させないで、周りから信頼感と安心感を与える必要がある」と説明しています。