北韓の人権問題について話し合うため、アメリカのロバート・キング北韓人権問題担当特使が、11日から中国を訪問しているもようです。
これは、アメリカの自由アジア放送がアメリカ国務省の報道官の話として12日に伝えたものです。
それによりますと、キング特使は11日からの3日間、中国を訪問し、人権問題について話し合っているということです。
これは、中国の高官との間で、定期的に行なっている人権問題についての協議の一環で、今回の訪問では、北韓に抑留されたアメリカ人3人と中国が抑留中の韓国系アメリカ人の問題について議論されるものとみられています。
北韓は、韓国系アメリカ人でキリスト教宣教師のケネス・ベ氏など、3人のアメリカ人を抑留しているほか、中国は、北韓との国境地域で、キリスト教に関連した活動をした疑いで、韓国系アメリカ人ピーター・ハンさんを抑留しています。