韓国軍の部隊での暴行事件が問題になる中で、去年までの4年間に部隊内で起きた暴行事件の加害者のうち、実刑判決を言い渡されたのは全体の2%にも満たないことがわかりました。
これは、与党セヌリ党の議員が12日に公表した資料で明らかにしたもので、2010年から2013年までの4年間に、部隊内で起きた暴行事件の加害者2815人のうち、実刑判決を言い渡されたのは51人で、全体の1.8%にとどまっています。
このうち、去年では、部隊内での暴行事件の加害者587人のうち、実刑判決を言い渡されたのは13人に過ぎず、執行猶予66人、宣告猶予34人、罰金刑80人、不起訴処分345人となっています。
これについて、資料を公開した議員は、軍が主張している厳重処罰とは現状はほど遠く、処罰の軽いことが暴行事件の繰り返される要因の一つになっていると指摘しています。