円安や韓国内での景気停滞などにより、韓国と日本の貿易額がここ数年減ってきていて、今年上半期は去年の同じ時期よりほぼ10%減っています。
韓国貿易協会が13日に発表した資料によりますと、今年上半期の韓国と日本の貿易額は429億7300万ドルで、去年の同じ期間に比べて9.8%減っています。
輸出入別にみますと、輸出は5.4%、輸入は12.2%減りました。
韓国と日本の貿易額は、2012年-4.5%、2013年-8.2%と減り続け、3年連続の減少となりました。
輸出が減ったのは、円安で韓国製品の日本市場での価格競争力が下がったためで、輸入が減ったのは、景気停滞で国内の需要が減る中で、企業の多くが輸入先を多様化しているためとみられます。
一方、韓国の対日貿易赤字は、2010年に361億2000万ドルだったのが、2013年には253億6700万ドルに縮小しました。
これについて、経済専門家は、円安、景気停滞、輸出入先の多様化などにより、韓日間の貿易額は今後も減少する傾向が続くとの見方を示しています。