韓国の航空会社の国内線の運航遅延率が、去年、大幅に増えたことがわかりました。
韓国空港公社が国会の国土交通委員会の所属議員に提出した資料によりますと、韓国航空会社の国内線の運航遅延件数は、去年は1万6675件で、おととしに比べて33.5%増えました。
そして全体の運航計画件数の中の遅延件数の割合を示す運航遅延率は5.5%で、おととしに比べて0.8ポイント上昇し、毎年上昇傾向をみせています。
遅延の理由としては、空港の混雑が原因の遅延が1万5544件で最も多く、次いで台風など気象悪化が812件、機体の不具合などの整備が412件でした。
航空会社別では、LCC=格安航空会社の遅延率が高く、最も高かったのはジンエアーの9.3%で、次いでイースター航空の8.6%、チェジュ航空の6.8%でした。
このうちジンエアーは、ことし1月から6月までの上半期の遅延率が12.1%と、去年に比べてさらに上昇しています。