韓国の中央銀行にあたる韓国銀行は14日、金融通貨委員会を開き、15か月ぶりに政策金利を引き下げ、現在の2.5%から0.25ポイント低い2.25%とすることを決め、2010年11月以来最も低い水準となりました。
韓国銀行は、2009年2月に2.5%から2%に引き下げて以来、段階的に利上げを行って2011年6月には3.25%とし、その後2012年7月に3%に、10月に2.75%に、それぞれ0.25ポイント引き下げたあと7か月間据え置き、去年5月にさらに0.25%に引き下げ、それ以来、14か月連続の据え置きとなっていました。
これは、内需の不振が続いているなか、先月就任した崔炅煥(チェ・ギョンファン)企画財政部長官を中心に、第2期内閣が景気活性化に向けて財政拡大政策を展開していることに足並みをそろえ、政策金利を引き下げて政策効果の最大化を図る狙いがあるものとみられています。