バチカンのフランシスコ法王が韓国に到着した14日、北韓は、午前と午後、南東部の元山(ウォンサン)一帯から東海に向けて、短距離発射体5発を発射しました。
韓国軍の合同参謀本部の発表によりますと、北韓はフランシスコ法王が到着する直前の14日午前9時30分から10時前にかけて、短距離発射体3発を発射したほか、午後1時前後にも2発発射したということです。
発射したのは、いずれも300ミリの放射砲で、200キロを超えたとみられ、先月30日の発射では、200キロを超えたものは4発のうち1発だけで、大口径放射砲の性能が向上したものとみられています。
韓国軍では、今回の発射について、性能を改良するための試験発射のほか、軍事的な武力誇示に狙いがあるものとみて、さらなる発射の可能性もあるとして、態勢を強化しています。