今月18日の故金大中大統領の5周忌を前に、北韓は14日、花を贈るとの意向を板門店の連絡官を通じて伝えてきました。
これは、北韓が14日午後7時頃、板門店の連絡官を通じて、金大統領の夫人が理事長を務める金大中平和センターに宛てて、朝鮮アジア太平洋平和委員会名義の通知文を送ってきたということです。
この中で、北韓は、「故金大中大統領の5周忌に合わせて、18日午前8時頃、開城工業団地で高官級の担当者が花を贈る」と伝えてきたということです。
金大中大統領が死去した2009年には、金己男(キム・ギナム)労働党書記と、金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長が弔問のためソウルを訪れていました。
統一部としては、開城工業団地に向かう代表団に政府関係者を含めることを検討しているもようで、南北間でどのようなやりとりが行われるかに関心が集まっています。
北韓が金大中大統領の命日に花を贈るのは、死去した2009年以来初めてです。