韓国が19日に開催するよう提案した南北高官級協議について、北韓が何ら反応を示していないことから、韓国政府は18日、北韓に対して対話に応じるよう改めて促しました。
この南北高官級協議は、韓国政府が11日、離散家族再会などを話し合うための協議として、19日に板門店で開催するよう北韓に対して提案したもので、北韓側はこれまで何ら反応を示していません。
このため、韓国統一部では、18日に声明を発表し、韓国政府の提案した19日での開催が難しい場合、別の日程を指定するよう求め、対話に応じるよう促したものです。
また、統一部では、離散家族の再会事業を含め、南北の間には解決すべき人道問題が多く、朴槿恵大統領は8月15日の光復節で、南北が疎通できる小さな対話の通路を開くことから始めようと提案したことを改めて強調しました。
さらに、韓国の北韓に対する制裁について、北韓が解除を求めていることに関連して、韓国としては、北韓が責任ある態度で対話に応じれば、南北関係改善に向けたいかなる懸案についても対話を進める用意があるとの方針を伝えたということです。