イギリスの格付け会社、フィッチ・レーティングスは19日、韓国の国債格付けをこれまでどおり「AA-」とし、見通しも「安定的」に据え置きました。
企画財政部によりますと、フィッチ・レーティングスは、韓国の公共機関の負債削減に向けた努力、対外債務の構造の改善などを評価し、韓国の国債格付けをこれまでどおりの「AA-」とし、見通しも「安定的」に据え置くことにしたということです。
またセウォル号の沈没事故によって4月から6月までの第2四半期に一時的に経済成長が鈍ったものの成長基調は堅調だとして、ことしの韓国の経済成長率の見通しを3.7％に、来年は3.9％と予測しました。
フィッチ・レーティングスは、2012年9月に韓国国債の格付けを「A+」から「AA-」に1段階引き上げています。
韓国の国債格付けについては、このほか、アメリカのムーディーズが2012年8月以来「Aa3」、同じくスタンダード・アンド・プアーズが2012年9月以来「A＋」を維持するなど、いずれも「安定的」という見通しを示しています。