急激に変りつつある金融環境に対応して、韓国のハナ金融グループのハナ銀行と外換銀行が早期統合する見通しとなり、実現すれば韓国で３位の規模の銀行が誕生することになります。
韓国のハナ金融グループのハナ銀行と外換銀行は、19日、ソウル市内で、両銀行の頭取が早期に統合する宣言文を採択し、統合に反対している労組との間の協議を進めながら、統合に向けた手続きを本格化させていくとしています。
両銀行が早期統合を決めたのは、急変する金融環境の中で、先行き不透明な中で、統合が遅れれば競争力を失う恐れがあると判断したためとみられています。
2014年上半期の預託金規模を見ますと、ハナ銀行と外換銀行は韓国でそれぞれ５位と７位で、統合が実現すれば３位の銀行が誕生することになります。
ハナ金融グループでは、2012年２月に外換銀行を買収し、ハナ銀行との統合する計画でしたが、外換銀行の労働組合との間の合意で、統合を先送りしていたもので、早期統合が実現するかどうかは、外換銀行労組との協議の行方にかかっています。