アメリカに輸出されている韓国製の油田用鋼管について、アメリカの国際貿易委員会は、現地時間の22日、不当に安い価格で販売されているとの最終判断を下したことから、最高15.75%の反ダンピング関税を賦課するとのアメリカ商務省の措置が確定し、韓国企業は大きな打撃を受けることになる見通しです。
韓国がアメリカに輸出している油田用鋼管については、アメリカの鉄鋼メーカー9社が、不当に安く販売していると訴えていたもので、アメリカの国際貿易委員会は22日、韓国、インド、台湾など6か国から輸入している油田用鋼管について、不当に安い価格で販売されているとの最終判断を下したものです。
この決定によって、韓国製の鋼管に対し、最高15.75%の反ダンピング関税を賦課することをすでに決めていたアメリカ商務省の措置が確定し、韓国企業にとっては、製品の98.5%をアメリカに輸出しているだけに、今後大きな打撃を受けることになる見通しです。
油田用鋼管は、原油や天然ガスの採取に使われる高強度のパイプで、韓国はアメリカに対し、2012年に合わせて78万トン、8億3000万ドル分を輸出しています。