ウォン高などを背景に、輸入車が増えているのに伴って、現代自動車と起亜自動車の国内シェアが70％を下回ったことがわかりました。
韓国自動車産業協会が25日に公表したまとめによりますと、今年上半期の現代自動車と起亜自動車の国内市場占有率は、それぞれ42.7％と26.9％で、両社を合わせた占有率は69.5％でした。
両社の占有率が70％を下回ったのは、2007年上半期以降、７年ぶりのことです。
両社の占有率は、2009年上半期に78％まで上がり、その後は70％台前半を維持していましたが、去年上半期に71％あまりにまで下がっていました。
両社の占有率が下がったのは、輸入車が増えているためで、輸入車の国内シェアは2007年の4.5％が今年上半期には12.4％と、７年で３倍以上に増えています。
業界関係者によりますと、輸入車はこれまで高級車が大半を占めていたものが、最近は国内産の自動車と価格の差が小さい中級車の輸入が増えていて、現代自動車と起亜自動車が占有率70％を回復するのは難しいだろうとしています。