日本による植民地時代にロシアのサハリンに強制動員され、現地で死亡した韓国人18人の遺骨が28日、韓国に戻り、近く国立墓地に安置されることになっています。
韓国に戻ってきたのは、日本によってサハリンに強制動員され、現地の炭鉱などで働かされて亡くなった韓国人犠牲者18人の遺骨で、サハリン現地の墓地から遺骨を収拾し、火葬を経て28日午後に仁川(インチョン)空港に着いたものです。
サハリン強制動員の被害者の遺骨が、韓国に戻ってきたのは去年8月に続いて2回目で、複数の遺骨が戻ってきたのは初めてです。
遺骨は、近く、忠清(チュンチョン)南道天安(チョンアン)市の国立墓地で追悼式を行ったあと、安置されることになっています。
韓国政府の調査によりますと、サハリンでは日本の統治時代に強制動員されて死亡したおよそ6000人が葬られているということです。