中国からの訪問客が増えたことなどから、韓国の7月の観光収入は過去最大となり、月ごとの観光収支の赤字幅も13年ぶりの低水準となりました。
韓国銀行などが29日にまとめたところによりますと、7月に韓国を訪れた外国人による観光収入は16億1600万ドル、およそ1700億円で、前の年の同じ時期に比べて34％増え、これまでで最も多くなっています。
観光収入は、2006年から徐々に増え始め、今年3月からは4か月連続で14億ドル台を維持し、7月に初めて16億ドル台になったものです。
最近の観光収入の増加は、中国からの訪問客が増えたことによるものと見られ、
今年1～7月に韓国を訪れた中国人観光客は336万人余りで、去年に比べて46％増え、外国人観光客全体の42％を占め、特に7月は、69万人余りと、初めて全体の半数を超えています。
また、7月の観光収支は2億780万ドルの赤字で、去年の同じ時期に比べて55％減り、7月としては2001年7月以来13年ぶりの低水準となりました。
一方、今年4月から6月までの第2四半期に、外国人が韓国で使ったクレジットカード使用額は29億1000万ドルで、これまでで最も多く、韓国人が韓国で使った使用額29億8000万ドルに迫っています。