メニューへ 本文へ
Go Top

社会

セウォル号 船長が初の証人尋問

Write: 2014-08-29 14:43:48Update: 2014-08-29 17:19:40

セウォル号 船長が初の証人尋問

旅客船の沈没事故で、業務上過失致死傷罪などに問われている船会社と物流会社の関係者11人に対する裁判が29日、光州地方裁判所で開かれ、殺人罪などに問われているイ・ジュンソク船長が証人として初めて出廷し、セウォル号の安全点検報告表がずさんに作成されたことについて、「慣行に従ったもの」と証言しました。
この裁判は、セウォル号の沈没事故で、事故原因とされる過積載や貨物固定の不備などについて認識しながらも放置し、大勢の犠牲者を出したとして、船会社「清海鎮(チョンヘジン)海運」と物流会社「ウリョン通運」の役員と従業員11人が業務上過失致死傷や船舶安全法違反などの罪に問われているものです。
この裁判の第5回公判が29日、光州地方裁判所で開かれ、殺人罪に問われているイ・ジョンソク船長が初めて証人として出廷し、セウォル号が出航する前に安全点検報告表がずさんに作成された経緯などを質す検察側の質問に対し、「慣行に従ったもの」と証言しました。
また、「出発前に貨物や救命設備などの状況を確認したか」との質問に対しては、「ほかのものは目視で確認したが、貨物については一等航海士が担当している」と答えました。
さらに、事故が起きた地点が危険海域であるにもかかわらず、操舵室を離れた理由については、「事故が起きた地点は、幅11キロほどの非常に広い海域で、三等航海士が無難にこなせると信じていた」と答えました。
イ船長は、この裁判とは別に、乗客の救助活動をしないまま船から脱出したとして、殺人罪の裁判が行なわれています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >