地方大学を卒業した人の就職率が、初めて首都圏の大学卒業者の就職率を上回りました。
教育部は29日、去年8月と今年2月に卒業した大学生の就職率を発表しました。
それによりますと、首都圏以外の地方大学を卒業した人の就職率は55.1%で、首都圏の大学の54.3%をわずかながら上回りました。
これについて教育部の関係者は、「首都圏の大学卒業者の場合は、大企業への就職を希望する者が多い。しかし大企業の側は新卒者よりは経験者を好む傾向が強い。これに対して地方大学の卒業者は、目線を下げて中小企業に就職していることが背景にあるものとみられる」と分析しています。