血液中のコレステロールが増え、動脈硬化や心筋梗塞などを引き起こす原因となる「高コレステロール血症」は、中高年の女性に多いことがわかりました。
疾病管理本部によりますと、2012年に高コレステロール血症が認められた人は、年代別に見ると、60代の女性が31%でもっとも多く、続いて50代の女性が28%、70代の女性が26%など中高年の女性に多くなっています。
その一方で、中高年の男性で高コレステロール血症と診断された人は、50代と60代がいずれも16%程度で、女性が男性を大きく上回っています。
これについて疾病管理本部は、「血液の中のコレステロールは女性ホルモンの影響を受けることが知られているが、50歳以上の女性は閉経などで血液中の女性ホルモンが減少するため、コレステロールの数値が高くなるとみられる」と説明しています。