アメリカが、終末高高度防衛ミサイル「サード」を韓国に配備する可能性を確認する現地調査をすでに終えたことが分かりました。
韓国とアメリカの国防当局の事情に詳しい消息筋は1日、「アメリカは、韓国を含むアジアの複数の地域で、サードを配備するための現地調査を終えた。韓国については、2012年に続いて2回目の調査を行ったと聞いている」と述べました。
アメリカがサードを韓国に配備するかどうかは、早ければ来月のSCM=韓米安全保障協議会の前にも決定する可能性が大きいということです。
在韓米軍のサード配備については、中国が反対の立場を明確に示していることから、配備が決定すれば北韓はもちろん中国の反発も予想されます。
韓国政府はこれまで、「アメリカが在韓米軍を通じてサードを韓半島に配備すれば、北韓の核やミサイルを抑止するとともに、韓半島の安保態勢を強化する上で役立つ」とする立場を示してきました。