韓国政府は、低炭素車協力金制度の実施を6年後に先送りすることを決めました。
低炭素車協力金制度は、温室ガスを多く排出する排気量が多い車に対して負担金を賦課し、その負担金を排気量が少ない車を購入する際の補助金支給に使う制度です。
この制度は、去年から実施される予定でしたが、自動車業界を中心に反発が強かったため実施を先送りし、2015年から実施されることになっていたものを、さらに実施を先送りしたものです。
政府関係者は、実施の先送りについて、この制度の温室ガス削減の効果は大きくない反面、業界や消費者に及ぼす反作用が大きく、実施の先送りを決定したとしています。
韓国政府は、この制度の実施を先送りすることとは関係なく、電気自動車やハイブリッド車に対する補助金支給は拡大し、国内で販売される自動車の温室ガス排出量を、2020年までに先進国水準の走行1キロメートル当たり97グラムまで削減したいとしています。