忠清北道の陸軍部隊で、特殊部隊の隊員が訓練中に死亡する事故が起きました。
軍の関係者によりますと、2日午後10時40分頃、捕虜体験訓練の途中に下士官2人が死亡、1人が怪我をしたということです。
捕虜体験訓練は、交戦中に捕虜になったと想定して、両手を後ろで縛られ、頭に布をかぶされた状態で、ひざを地面につけ1時間耐えるというものです。
こうした訓練は、アメリカやイギリス、オーストラリアの軍でも行われていて、韓国軍の特殊部隊では今年から初めて取り入れられました。
アメリカやイギリス、オーストラリアの軍でも、訓練中に死亡する事故が過去に起きているということです。
3人は事故発生後、陸軍病院に運ばれましたが、病院の関係者は、死因は断定できないが、窒息死の可能性があるとしています。
軍は、事故が起きた部隊の監視カメラを分析するなど、事故の経緯を調査しています。