韓国を訪問している生活の党の小沢一郎代表は4日、ソウルの国民大学で政治学の名誉博士号を授与されたあと、両国関係の改善に努力する考えを示しました。
小沢一郎氏は学位授与式であいさつし、現在の韓日関係について「異常な状況だ。直接の要因は、いまの日本の政権の政治姿勢にあると思う」と述べました。
そして「日本の政治家であり日本の国民として、このような状況を許容していることに責任がある。きょうを機会に決意を新たにして、両国のために使命と責任を全うすべく努力する」と強調しました。
小沢一郎氏は2009年12月に民主党の幹事長として韓国を訪問した際、国民大学で講演し、韓半島での植民地支配について反省の意を表すとともに、在日同胞の参政権問題に前向きな姿勢を取ると約束したことから,両国関係に貢献したとして今回の学位授与となりました。