韓国では、自殺が増えていることが大きな社会問題となっていますが、その増え方は、世界でも2番目に多いことがわかりました。
WHO=世界保健機関が4日にまとめた自殺防止についての報告書によりますと、韓国は、2000年には人口10万人あたりの自殺者推定数が13.8人だったのが、2012年には28.9人に増え、2倍以上に増えています。
この増え方は、人口10万人あたり1.3人から4.7人に増えた地中海のキプロスに続いて2番目に多いものです。
人口10万人当たりの自殺者の数は、南米のガイアナが44.2人で最も多く、次いで北韓が38.5人、韓国28.9人となっています。日本は18.5人で、18番目でした。
世界全体で、2012年に自殺した人の推定数は80万4000人に上り、10万人あたりの平均は11.4人でした。