旧暦のお盆、秋夕（チュソク）の連休が6日から事実上始まりましたが、5日間となった長い連休で、故郷に向かう「民族大移動」の時間が分散したせいか、高速道路の混雑が見られない不思議な現象となりました。
今年は、秋夕連休初日の9月7日が日曜日と重なって初めての振替休日制度が適用されるため、秋夕連休は6日の土曜日を合わせると10日までの5日間となりました。
故郷に向かう人たちで、6日のソウル発の下り列車はどれも満席となり、立ち席承知の切符を買おうと大勢の人が窓口に並びました。
韓国鉄道公社によりますと、連休の間、1日平均47万2000人、合わせて331万人あまりが列車を利用するものとみられます。
一方、高速道路での帰省ラッシュは、当初6日の午前中がピークになるものと予想されていましたが、大きな渋滞は午前から午後にかけても起きず、道路関係者を驚かせました。これは天気に恵まれたうえ、故郷に向かう人の車が分散したためとみられています。