韓国では、「マダニ」を媒介とするSFTSウイルスによる感染症で、今年に入ってから10人が死亡したことが分かりました。
保健福祉部の疾病管理本部が8日に発表したまとめによりますと、今年に入ってから8月までに感染が疑われた患者は270人いて、そのうち24人が感染が確認されて、10人が死亡し、致死率は41.7%となっています。
韓国では去年初めて患者が発生し、36人の感染が確認され、17人が死亡しています。
疾病管理本部は、患者が多く発生する5月から8月の時期は過ぎたものの、秋夕に墓参りをするなど、野外で活動する機会が多いこともあり、マダニが多く生息する草むらなどに入る場合、長袖、長ズボンを着用し、足を完全に覆う靴を履くなど、肌の露出を少なくするよう、注意を呼びかけています。