韓国株式市場で、日本からの投資が大幅に増えていることがわかりました。
金融監督院が11日に明らかにしたところによりますと、日本の投資家は、先月、韓国株式市場で4390億ウォンを買い越し、今年1月から8月までの、日本の投資家による買い越し額は、1兆5770億ウォンとなっています。
これは2008年のリーマン・ショックの後では一番多かった2010年の買い越し額、5280億ウォンのほぼ3倍にあたるもので、年末までには、過去最高を更新するとする見方が出ています。
韓国株式市場で、日本の投資家は、2011年に4730億ウォン、2012年に820億ウォンなどと、ここ数年売り越しを続けていましたが、今年4月に買い越しに転じています。
これについて、金融業界では、日本銀行が量的緩和策を取っていることから、日本国内の資金が潤沢になり、その一部が海外に投資されているものと分析しています。
またウォン高円安傾向が続いていることも、日本の資金が韓国市場に流れ込んでいる一つの要因になっているものとみられています。