南海岸を中心に東海南部の海岸にかけて赤潮が広がり、およそ200万匹の養殖魚に被害が出ています。
赤潮は、全羅南道(チョンラナムド)南海岸の島、青山(チョンサン)島から、慶尚南道(キョンサンナムド)の釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、さらには、慶尚北道(キョンサンブクド)浦項(ポハン)市の海岸にかけて広がっています。
これまでにおよそ200万匹の養殖魚が死に、赤潮による経済損失は37億ウォンに上っています。
専門家は、先月下旬の大雨で、河川から栄養分を含んだ大量の水が海に流れ出たうえ、9月に入っても残暑が続いていることが原因で、残暑が和らぎ、海水の温度が
22度以下に下がる今月末ごろには、赤潮は消えるものとみています。
国立水産科学院は、赤潮が早い速度で広がっていて、養殖場に入りこんだ可能性が高いとしており、7日に出していた赤潮注意報の範囲を、さらに拡大して警戒を呼びかけています。