韓国最大の観光地の済州島への航空需要が急増し、4年後の2018年には滑走路が混雑して飽和状態になることが予想されるため、政府は新しい空港の建設などを検討することになりました
国土交通部が12日発表した済州島の航空需要調査の結果によりますと、済州空港の需要はここ5年間に年平均10.1%ずつ増え続け、去年の利用客は2309万人に上っていますが、2018年には2830万人に増え、滑走路が混雑して飽和状態になることが予想されるということです。
この背景には、格安航空会社=LCCの済州路線が急成長したことや、トレッキングコースの「オルレ」など新たな観光地が開発されたこと、それに中国人観光客の増えたことなどがあります。
国土交通部は、今回の調査結果を踏まえ、短期的にはターミナルの拡充などを急ぐとともに、将来は済州空港の施設を拡充するか新空港を建設するかなどの対策を検討することにしています。