スマートフォンなどの携帯端末に使われ、充電することで繰り返し使用できる小型2次電池の世界シェアで、韓国企業が47%を占めていることがわかりました。
日本のIT専門調査会社のB3によりますと、ことし4月から6月までの四半期に、世界で生産された小型2次電池の出荷量は合わせて11億5700万セルで、去年の同じ時期に比べて9.7%増加しました。
このうち、三星SDIの出荷量が全体の27%の3億1500万セルでもっとも多く、続いてLG化学の出荷量は20%の2億3400万セルで2位となり、韓国企業が占める割合は47%に上るということです。
一方、日本企業が占める割合は27.5%、中国企業は20.7%でした。
業界関係者は、小型2次電池の生産で韓国企業が高いシェアを占めている理由について、これまで2次電池が多く使われてきた携帯電話やタブレットPCだけではなく、電気自動車や電動工具に使われる電池の生産にも力を入れているためと分析しています。