韓国軍は、北韓が潜水艦からのミサイル発射システム開発に着手した兆候があるのではないかとみて、詳しい分析を進めています。
韓国軍合同参謀本部が14日に国会の国防委員会に提出した資料によりますと、北韓が潜水艦にミサイルを搭載して実際に運用しているという情報はありませんが、最近、衛星写真などで、潜水艦にミサイル発射システムを搭載した兆候が確認され、詳しい分析を進めているということです。
韓国軍関係者は、弾道ミサイルを発射するには3000トン級以上の潜水艦が必要だが、北韓が保有している潜水艦は1800トン級が最も大きいとして、北韓が潜水艦からのミサイル発射システムを開発したにしても、弾道ミサイルではなく対艦ミサイルの発射システムの可能性が高いとしています。
しかし、まず弾道ミサイルの発射システムを開発し、そのあとに3000トン級の潜水艦を導入する可能性もあるとみています。