アメリカの信用格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)は、韓国国債の格付け見通しを一段階引き上げて、これまでの「安定的」から「肯定的」に上向き修正しました。
企画財政部の関係者によりますと、スタンダード・アンド・プアーズが韓国国債の格付け見通しを一段階引き上げたのはおよそ2年ぶりです。
スタンダード・アンド・プアーズは、その理由として、韓国は2000年以降、財政収支が黒字を維持して財政が健全であること、対外債務も十分統制可能な水準を維持していることなどをあげています。
このため専門家は、スタンダード・アンド・プアーズが2012年9月以来「A+」としている韓国の信用格付けを、一年以内に「AA-」に上向き修正する可能性が高いとしています。
韓国の国債格付けについては、このほか、アメリカのムーディーズが2012年8月以来「Aa3」、 イギリスのフィッチ・レーティングスが「AA-」を維持するなど、いずれも「安定的」という見通しを示しています。