高血圧や糖尿病、心臓疾患など、さまざまな原因で心臓の能力が低下する病気の心不全を患っている人が、ここ4年間で22%も増加したことがわかりました。
健康保険公団によりますと、去年2013年に心不全で治療を受けた人は、4年前の2009年に比べて22%増えて11万5000人でした。
年齢別に見ますと、80歳以上がもっとも多く、続いて70代、60代などの順で、性別に見ますと、女性が男性の1.6倍に上りました。
これについて健康保険公団では、「心不全は主に30代から症状が表れ始め、発症からおよそ20年が経つと症状が急激に悪化する傾向があるため、50代以上の患者が多い。また心不全は突然死につながる可能性が高いので、心臓に異常を感じた場合は、必ず専門の病院で受診して適切な治療を受ける必要がある」と話しています。