政府はセウォル号の沈没で、来年の安全対策予算を、ことしよりおよそ2割増やして14兆6000億ウォンとし、人命救助のための装備の拡充や訓練の強化などに使う計画です。
企画財政部によりますと、来年の安全関連予算は、ことしよりおよそ2割多い14兆6000億ウォンになる予定で、主に安全システムの整備に使う計画だということです。
具体的には、今後4年間に7000億ウォンを投じて警察、消防、軍など、災害が発生した際に救助活動にあたる機関を総合的に指揮するシステムを構築するほか、救急医療用の装備を強化し、移動しながら応急措置を施すことができるドクターヘリなどを拡充します。
さらにセウォル号が沈没した4月16日を、「国民安全の日」にして、全国民を対象に災害発生時に備えた実践的な消防訓練を行う予定です。