ビルの中に密集する小さな店と並んで、斗山タワーやミリオレなど背の高いビルが深夜営業することで客を集めてきたソウルの東大門市場で、深夜営業をする店が減っています。
このうち中心的な存在の斗山タワーは、1999年にオープンして以来、毎日、午前10時30分から翌日の午前5時まで営業していましたが、最近は、平日は午前0時に営業を終え、翌朝までの営業は週末だけにしています。
また、去年オープンしたピットインは、営業時間が午前11時から夜は午前0時までとしています。
このように深夜営業を縮小するケースが増えているのは、深夜の時間帯の売り上げが減っているためです。
深夜営業は、地方から貸し切りバスで仕入れに来る商人や若年層の消費者が主な客ですが、最近はオンラインショッピングやホームショッピングの普及で売り上げが減る傾向にあります。
斗山タワーの場合、深夜の午前0時から明け方の午前4時までの売り上げが、以前は全体の18%ありましたが、最近は10%にまで減っています。