全国の小中高校で、国際結婚による多文化家族の子どもが占める割合が、初めて1%を超えました。
教育部が21日にまとめた資料によりますと、今年4月1日現在、全国の小中高校に通う多文化家族の子どもは、全部で6万7806人いて、去年に比べて一挙に1万2026人も増えました。
出生率の低下で、全体の児童生徒数は毎年2万人ずつ減っていますが、多文化家族の子どもは増え続けており、全体に占める割合も1.07%と、今年初めて1%を超えました。
就学年齢以下の多文化家族の子どもを見ますと、6歳が1万5959人、5歳1万6917人、4歳1万7670人で、年齢が低くなるほど多く、教育部は、小中高校に通う多文化家族の子どもは、3年以内に10万人を超えるものとみています。
また、多文化家族の親の国籍を見ますと、中国が34%で最も多く、次いで日本が20%、ベトナム17%、フィリピン14%、タイ2%の順となっています。