ことしの夏は台風などの影響で猛暑の日が少なかったことから、熱射病など高温障害で手当てを受けた患者が去年の半数以下にとどまったことがわかりました。
保健福祉部の疾病管理本部が24日にまとめたところによりますと、ことし6月1日から9月6日までの間に、熱射病や熱失神、熱けいれん、熱疲労などの高温障害によって病院で手当を受けた人は合わせて560人あまりで、去年の同じ期間のおよそ1200人の半数以下にとどまりました。
高温障害による死者は1人で、去年の14人より大幅に減りました。
これは、猛暑の要因となる太平洋高気圧の勢力が例年に比べて弱かったことや、台風が韓半島周辺を通過したことなどによって気温が下がり、暑さによる健康被害が減ったためとみられています。