小学生に漢字を覚えさせようと、教育部は2018年から段階的に小学3年から6年の教科書にハングルと漢字を併記することになりました。
教育部は24日、高校の文系と理系の区分をなくす「文系・理系統合型教育課程」を発表するとともに、2018年から小学3-4年の教科書に、2019年からは小学5-6年の教科書に、基本的な漢字500字をハングルと併記することを推奨する教科書の執筆指針を設けることを示しました。
これは小学校に「漢字」の科目を新たに設けるのではなく、国語や社会などの教科書の重要な単語に漢字を併記することによって、漢字が自然に身につくようにするという狙いです。
現在の教科書の執筆指針には、中学校と高校の教科書にはそれぞれ900字の漢字に限って併記することができるとなっていますが、これを小学校にまで拡大するものです。
韓国の教科書は、1980年代初めからハングルだけになっていましたが、今回の教科書への漢字の併記で、漢字教育が復活することになるかどうか注目が集まっています。
このほか教育部は、小学1-2年に「安全」科目を新設するほか、IT教育を強化するため、小学校と中学校は「情報」科目を必須科目にすることになりました。