韓流ブームにともなって伸び続けていたマッコリの輸出が、ここ3年間で急速に減少したのに対して、ビールの輸入が急速に伸びています。
韓国貿易協会が25日、まとめたところによりますと、ことし1月から8月末までのマッコリの輸出額はおよそ1040万ドルで、去年の同じ期間に比べて20%近く減りました。
マッコリの輸出は、2011年に前の年に比べておよそ1.8倍も増加しておよそ5270万ドルとピークに達しましたが、その翌年のおととし2012年はマイナス30%、去年はさらにその半分となり、ことしまで3年連続の減少を続けています。
焼酎も、ことし1月から8月までの輸出額が8%減少し、去年のおよそ15%の減少に続いて2年連続の減少傾向となっています。
これは、マッコリと焼酎の最大の輸出先だった日本への輸出が大幅に減ったためで、韓日関係の冷え込み、円安、消費税の引き上げなどが複合的に影響したものとみられています。
これに対して中国へのマッコリの輸出は、ことし1月から8月までにおよそ28%、焼酎はおよそ16%そぞれぞれ増加しています。
一方、韓国に輸入される酒類は、ビールがことし1月から8月までにおよそ22%も伸びて、およそ7300万ドルで、2010年以来2桁の増加を続けています。