北韓では25日に国会に当たる最高人民会議が平壌(ピョンヤン)で開かれましたが、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は出席しませんでした。
朝鮮中央テレビは、最高人民会議第13期第2次会議が開かれたと伝えましたが、金第1書記はひな壇に姿を見せず、今月3日にモランボン楽団の公演を観覧してから20日あまり、公の場に姿を見せていません。
金第1書記は、7月から8月にかけて足を引きずって歩く姿がテレビの報道で確認されており、治療を受けているとする観測も出ています。
最高人民会議では、崔竜海(チェ・リョンヘ)国防委員会副委員長と張正男国防委員が解任され、5月に朝鮮人民軍総政治局長になったばかりの黄炳誓(ファン・ビョンソ)氏が副委員長に任命されたほか、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル) 朝鮮人民軍総参謀長と李炳哲(リ・ビョンチョル)航空・反航空軍司令官が国防委員に選出されました。
会議では、2012年9月25日の第12期第6次会議で採択された12年制義務教育制度の執行状況についても確認しました。