韓国の主だった企業の収益性が下がったことが分かりました。
韓国銀行が26日に公表した資料によりますと、上場企業1505社と非上場企業146社を対象に調査した結果、ことし4~6月の第2四半期の平均の営業利益率は4.2%でした。
これは売り上げ1000ウォンに対して42ウォンの利益を上げたことを意味します。
営業利益率は去年の 第2四半期に比べて1.2ポイント下がり、ことし1~3月期に比べると1.ポイント下がりました。
営業利益率が下がった企業は製造業に多く、製造業の場合、営業利益率は5.0%と平均を上回りましたが、前の年に比べて2.1%下がるなど、下げ幅が大きくなっています。
業種別には、石油化学、電機・電子、自動車、造船の下げ幅が大きくなりました。
韓国銀行は、営業利益率が下がったことについて、売り上げに占める製造原価や販売管理費が上昇したためだとしています。
しかし同じ期間の純利益は、ウォン高に加えて為替差益が拡大したことによって、去年第2四半期の3.9%から4.3%に上がりました。