来年の国債の発行残高が539兆9000億ウォン、およそ55兆9600億円にのぼり、初めて500兆ウォンを超える見通しです。
企画財政部と統計庁が30日、まとめたもので、ことし末の国債の発行残高より45兆2000億ウォン増え、500兆ウォンを上回るのは初めてです。
また統計庁が統計を取り始めた2004年の178兆7000億ウォンに比べて3倍以上に膨れ上がったものです。
これは、景気テコ入れのための思い切った政策によるものだとする見方の一方、未来の世代につけを回すことになるとの声も出ています。
野党正義党の議員は、「政府負債が急増しているのは、支出が増えたためではなく、税収が鈍っているためだ。前の政権による法人税減税を撤回し、福祉財源の確保のために増税を実施するなど税収不足を解決するための抜本的な対策が必要だ」と指摘しています。