急性心筋梗塞で手術を受け入院治療を続けている三星電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、年内に退院して自宅で治療を続けることが検討されているもようです。
李健熙会長はことし5月に、ソウルの自宅で心筋梗塞を起こして、自宅近くの大学病院で心肺蘇生術を受けたあと三星ソウル病院に移され、心臓血管を広げる手術を受けて治療を続けていますが、意識が完全に回復しているかどうかは明らかにされていません。
財界関係者によりますと、李会長の自宅では医療用のエレベーターを設置する工事が進められているということです。
これについて三星の関係者は、「退院に備えて自宅にエレベーターの設置工事を行ったのは確かだが、退院の時期はまだ決まっていない」と説明しています。
李会長は、手足を少しずつ動かすなど、車椅子を利用できるほどにまで容態が回復しているとする一部メディアの報道について、三星グループは確認を拒みました。