20代から30代の女性の100人に4人は、生理不順の症状を持っていることがわかりました。
国民健康保険公団によりますと、去年1年間、無月経や不正出血など、生理不順の症状で治療を受けた女性は36万4000人でした。
年齢別に見ますと、人口10万人のうち、20代が4298人でもっとも多く、続いて30代が3347人、40代が1479人などの順で、20代と30代は、100人のうち4人が生理不順の症状を持っていました。
これについて国民健康保険公団は、「生理不順の原因には、ホルモン分泌の異常による多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群や、過度なストレス、急激な体重の変化による脳内の視床下部の損傷などが挙げられる。また、最近は、若い女性を中心に極端なダイエットによる生理不順とともに、うつ病や拒食症などの症状がともに表れる場合が増えている」と説明しています。